耳コピちゃん

うちの教室の幼稚園児から低学年ぐらいのお子さんのお母様方の中で、子供が譜面がよめない・・・と悩んでいるかたがいます。

 

とにかく、耳コピなのですと・・・笑

 

凄いじゃないですか、耳コピができるって笑

 

ピアノができない人たちは、巷に流れる音が、ドレミに聞こえてくることはないのですよ。

 

ドレミに聞こえて、弾けるというのは、耳ができている証拠です!

 

・・・といっても、そりゃ、毎週の練習が大変で、癇癪おこしてと、当のご家族は大変ですよね。

 

私の経験上、高学年になっても、譜面が読めない子はいません。

当の私もね、耳コピちゃんでしたから笑

 

誰かが教えてくれたら(誰かが弾いてくれたら)弾けるけど、自分では、さっぱり。

そんな子供でした。

 

譜面が読めるというのは便利だし、読めた方が絶対楽です。

 

私は、そもそもちゃんと最初を教えてもらわなかったから、読めなかったんです。

高学年になるまで(いや、高校生になるまでかも)、4分音符は1拍、じゃあ、8分音符は、ちょっと速く弾く、16分音符は、もうちょい早く弾けばいいぐらいに思っていました笑

 

全然だめでしょ~です笑

 

4分の3の違いと、8分の6拍子の違いは、高校にはいって、聴音をやって知りました。

 

全然だめでしょ~です笑

 

いま何調をやってるか、全然分からん、なぜみんなわかる?ぐらいでしたよ、高校に入った時は。

よく、それで音高にいたな・・・

 

うちの生徒さんたち、私の反面教師で、幼稚園児でも、4分の3と8分の6の違いは分かっているし、音符の数え方もよく知っているし、大人に教えるのも、子供に教えるのも、同じように内容は教えているので、みんなちゃんとしています。

 

譜面だって本当は、ちゃんと読めます。

何で、読めないかはですね、曲が難しすぎるのですよ。

 

幼稚園児や、小学校低学年で、ABCや、バッハや、ブルグミュラー、ソナチネが読めなくても、全然心配していません。

 

勿論、読めている子もいます。

 

このくらいのお子さんが一人で譜読みして弾くことを考えたら、うちの教室でブルグミュラーまでにやる本ぐらいが適正です。

 

今、バッハや、ABCの譜読みに苦戦しているお友達が、その程度の本を弾いてみたらスラスラ弾けるはずです。

 

うちの教室は、年齢より、やたら、みんな進んでいるのですよ。

 

別に、私は、ゆっくりでいいと思っているし、すっ飛ばすつもりもありませんし、ゆっくりやってるぐらいのお子さんが普通で、全然遅れていると思っていません。

小学校3・4年生ぐらいでブルグミュラーにはいるぐらいが、普通だと思いますよ。

 

うちの教室、早い子は、1年生ぐらいで、ブルグミュラーはおわってソナチネに入っている、インベンションや、ツェルニーに入る子もいるし、発表会だって、結構な曲が並ぶので、それが当たり前のように思われていると思いますが・・・。

 

親御さんたちは、それが当たり前で、何で出来ないんだとなっていますが、当たり前じゃないです笑

 

自分のお子さんだけが苦しいわけではなく、たぶん、どのお家のお子さんも必死でやっていると思いますよ。

 

はっきりいって、うちの上の娘のペースでみんな行ってしまっています。

中2で音大生が弾くようなリストを弾いてしまうようなペース。

それは、普通ではありません。

専門に行こうとしている子のペースです。

 

間違いなく、趣味なら素晴らしいのペースにみんなのってますから、もっとゆったりやって大丈夫ですから。

 

譜面は絶対に読める日が来ます。

初めてもらった曲は、親御さんと一緒に少しづつ読んで譜読みの練習はした方がいいと思いますけど。

 

ただ、手の動きは、訓練ですから、できるならどんどんやった方がいい。

ですので、本当は、譜読みと弾くレベルがあっているが理想ですが、譜読みにやっているレベルの焦点があってなくてもいいと私は思っています。

譜読みが心配だったら、譜読み用のドリルがあります。

実際、やっているお友達もいます。

結構、読めるようになってきました。

 

ただ、耳コピちゃんにやってもらいたいことがあります。

譜面をずっと見て弾く練習はしてほしい。

大体、耳コピちゃんは、鍵盤をチラチラ見てばかりいます。

それだと、初見ができない。

 

一番初めにやる、超簡単な1本線の楽譜の時から、鍵盤は見ないで、おさえられるようにしたいです。

その時点で、鍵盤を見ている子は、ほぼ、そのあとも下を見ます。

 

うちの生徒さんがよく弾いているのは、本当にご本人とご家族の努力の賜物です。

 

レッスンに毎回入って、メモを取ってお家で教えてくださっている親御さんも多いですし。

 

それは、音大付属の音楽教室の世界ですよ。

 

本当に偉い。

 

当の先生は、超のんびり。

申し訳ないぐらい笑

 

私の恩師が、私の娘のレッスンの時に、長く続けさせたかったら、あんまり親が必死にやらないで、ゆっくりやることよ、あんまりやると嫌になるわよとよくおっしゃっていました。

 

娘には、ほとんどそんな余裕もなく、ガーっとやってしまい、ほとんどトラウマになっているかもしれません・・・。

 

生徒さんはどうおもっているかわかりませんけど、そんなわけで、私は、生徒さんに対しては本当に気が長くなりました笑

 

ちびっこなんて、褒めて讃えてですよ。

弾いているだけですごいね~ですよ、笑

もう社会人いなった生徒さんたちは、いつも怒られてたと思いますけど笑

 

自覚ありです笑

すみません・・・笑

 

皆さん、気を長くです。

出来ても出来なくても、その過程に意味があるです。

 

頑張りましょう!

 

 

 

 

長尾ピアノ教室

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