ピアノを続けるのに大事なこと

何故か3年以上も前に書いた、ピアノを続ける上でのお子さんとの上手な付き合い方というブログがかなり読まれている様子☆

それだけ悩める親御さんが多いとのことなんでしょうね

その後も何回か、違う題でその手の話を書いてはいますが、とびぬけて見ている方が多いようです。

 

以前のブログでは、とにかく続けることが大事で、親御さんのお仕事は、レッスンに引きずってでも連れてくることとか、始めさせた時の気持ちを思い出してとか、私のことや、娘のピアノのことを書かせていただきました

 

基本的には変わりませんが、今回はその後の我が家のことだったり書いてみたいと思います。

 

以前も書きましたが、ピアノを始めたときは、親子で夢にあふれています🎶

ピアノが弾けるようになったらいいな~とか、音楽が好きになったらいいな~とか、初めから辞めるのを前提で始める方はいないですからね。

 

最初の1・2年はいいのです。

まだ簡単だし、本も進むしとても楽しい🎶

でも、だんだん弾けるようになると、使う鍵盤も増えて、音符も難しくなり、何より、毎日のように練習しなくてはいけません。

頑張って練習しても、ピアノというものは、コツコツと積み上げていくため、子供の習い事の中で例えばスイミングなり、テニスのようにその場での爽快感が得られず、楽しかったー!!!とは、なりにくいものだと思います。

何か月も練習して発表会でちゃんと弾けたときの達成感は、かなりのものだと思いますが、普段のレッスンでそこまではね・・・笑

 

そうするとだんだん子供の中で、面倒臭いかも・・・とか、他の習い事に比べて詰まんないとか位置づけが下がっていってしまうお子さんがいます。

 

特に、ブルグミュラーあたりになると、練習がだいぶ必要になるのと、小学校3・4年生くらいになるとなんでも面倒臭いとなってしまうお子さんが多くいるように思います。

そうなると、ダントツで、練習のいるピアノが面倒なのです笑

 

勿論、スポーツだって、バレエのような体を使う芸術だって、うまくなれば、涙なしではできないくらいキツくなってくるんでしょうが、ピアノというのは、割と初めの方から練習が必要で、忍耐力がいります。

 

ですので、小3くらいからは、三分の一位のお子さんは、その状態にはまります。

これくらいの年齢だと、まだ、みんな一生懸命時間もあるのでやってきますから、やらないお子さんだけどんどん弾けなくなっていってしまいますので、モチベーションが下がっていきます。

 

中学生は、中学に上がるからあまり辞めると、うちの教室ではなりません。

生活のペースに入れてしまうし、いつも、私の方でも、体が成長しているこの期間を細く長く乗り越えるとすごく弾ける曲に幅が出ますし、小学生で辞めてしまうと大人になって弾けないという何とも勿体ない大人になることが多いのですが、私も中学生は忙しいのはわかっているので、その子のペースに合わせてレッスンをしているのであまり大変ではないはずです。

ペースを落とさずやる子もいれば、指の体操と曲だけの子もいれば、合唱コンクールを曲をひたすらやる子、色々です。

 

受験勉強のためにとか、忙しいと辞めてしまうより、生活ペースに組み込んでしまっているお子さんの方が、高校受験や大学受験でも成功しているように思います。

結構な難関校にいっているお子さんたちにきいても、ピアノは息抜きなんだといっています。

ピアノを辞めたところで、勉強するわけでもなく、ボーッとするか、TVをみるくらいだから、週に一度のレッスンくらいどうってことないといいます。

 

 

いつも、お家で親御さんがよく見てくださっているお子さんは、そりゃ素晴らしくよく弾けるし、理想ではありますが、私は、モチベーションが落ちているときには、レッスンだけは、一生懸命やって、頑張ればOKではと思っています。

 

うちの下の娘も、小3で、私の道はヴァイオリンじゃないとあっさり宣言して、とにかく態度が悪いのですが、最近約束をしました。

とにかく、レッスンだけはちゃんとやりなさい、一生懸命やっていなかったり、頑張ってないと先生に言われたらアウトだよと。

それだけで約束は守れるはずもないので、本人が勝手に、大阪のユニバーサルスタジオにヴァイオリンのレッスンと発表会をがんばっていたら連れて行ってくれると言っているので、この際乗っかることにしたところ、急に頑張るようになりました笑

 

レッスンがちゃんと受けられるようになったことで、自主練習も以前よりはちゃんとしてきた気がします

 

なんでも続けることは、大変ですね。

先生のおうちは、親がピアノの先生だから続いていると思われている方もいると思いますが、めちゃくちゃ大変ですよ~。

ひょっとしたら、生徒さんのおうちより大変かも。

基本、うちの子供たちは、毎日学校から帰ると車で15分の私の実家に行き、宿題・練習・お風呂・ごはんの全てを済ませて、22時頃帰宅します。

私は、平日仕事に専念していて、子供の練習を見ることはまずありません。

宿題も見たことがないので、今学校で何をしているかも全く知らないのです。

以前から何度も話していますが、うちの両親はピアノも弾けなければ、楽譜も読めません。

そして、私の両親は、子供たちが音楽をやること自体はよく思っていても、勉強よりピアノをやりなさいというのには納得していないため、音楽の道を目指しているのに、ピアノ一番の生活に慣れずにいます。

そんな環境ですので、当然、自力で普通の練習をします。

猛練習になる要素がまるでないのです。

幼稚園の時までは、上の子は毎日幼稚園バスにも乗せず1時間半練習してから行かせていましたが、小学生になったとたん全く見なくなりました。

練習してはいますが、練習の内容が悪く、頑張っている割には上達しないことも多々ありますし、そんな中で、音楽の道を目指していくのはとても大変です。

もっと小さいときは、仕事をセーブして、自分の子供を見なさいと先生にはよく言われましたが、それもせずに今に行ったっております。

良いレッスンのために、良い練習をしていかなくてはいけないのは重々わかってはいますが、なかなか・・・

ですので、コンクールになると、良い練習のために私が登場するのですが、子供にとっては、監視状態で地獄かもしれません笑

 

うちの生徒さんたち、学校の先生のお子さんもすごく多いし、看護師さんの方も多い、共働きの方も多い、・・・とお忙しい親御さんですが、本当によく練習を見てくださっている。

だから、ちゃんと進みも早いですが、うちはですね、見ないんですよ笑

だから、ピアノの先生の子供だから続いているわけでもなんでもありませんが、絶対辞めさせないとは思っています。笑

 

いつも言っていますが、とにかく、1つのことを長く続けることが本当に大事だと思っているので、上の子はピアノ、下の子はヴァイオリンと私は決めて、これだけはやりなさいとしています。

これだけは、絶対に辞めさせてもらえないと子供もわかっていると思います。

 

以前も言いましたが、自分の専攻ではない会社に就職したり、折角入った会社なのにあっさり辞めてしまう若者が増えている中、いい時も悪い時も1つのことを続けられたという経験は、自信になるし、人生においてお金に変えられない価値が絶対あると思います。

 

いろんな習い事の中で、ピアノという習い事は、1回1回のレッスンで爽快感がありたのしかった~!とはなりにくいと思いますが、コツコツと努力する力がつくし、それによって、忍耐力もつくし、いざというときにやりきる力、例えば、入試だったり、試験だったりをやらなくてはいけない時にやりきる心が育つと思います。

 

小3からの延々と続く面倒臭い病には、ピアノを見るのも嫌というわけでなければ、レッスンだけはちゃんと受けてこようと約束するで様子を見てください笑

 

 

長尾ピアノ教室

東京都八王子市堀之内

フードワン裏・京王堀之内駅徒歩10分