ショパンを聴きに

今日は、寒いですね~

水曜日は何故か雨が多い気がします笑


うちの門柱の花壇の花は、ここ1か月色々入れ替わっているようで、クリスマスシーズンらしくシクラメンが今はうわっているようですが、霜が降りるとダメなので、今日のように寒いと明日はダメかもな~と思っています


3連休の日曜日に、子供とクリスマスツリーを出しました♪

うちは、教室なので、ずっとこうやって毎年ツリーを飾るんでしょうけど、子供が大きくなるとなかなかやらなくなりますよね

子供と飾りつけをする楽しさは残すところ僅かなのかもしれないですね


さて、一昨日、初台のオペラシティに、今年のショパンコンクール優勝者リサイタル聴きに行ってきました♪

今年は、コンクールイヤーということで、5年に一度開催されるショパンの曲だけで競われるショパンコンクールの優勝者が演奏するということで、とても楽しみにしていました!

娘2人と行く予定でしたが、下の娘は、夜19時からの公演ということで、極上の眠りに1曲目からつきそうだからと私の父にチケットを譲って、私と上の娘と私の父の3名で行ってきました


今回は、既に活躍している韓国人ピアニストが優勝され、コンクールで演奏した曲ばかりのプログラムでした


1600人収容のホールがほぼ満席の中、前半は、ショパンのノクターン13番で始まり、ソナタ第2番「葬送行進曲付」、スケルツォ第2番が演奏され、後半は、24の前奏曲が演奏されました


男性ピアニストということで、迫力のある演奏をされる方なのかと思ったら、物凄く繊細な演奏をされる方でした♪

私のいた席は1階席の左側のブロックで、割と後方の席で、マイクもないですし、響きは上にいっていたのかもしれないので、そのせいなのかもしれないですし、他の席ではそうではなかったのかもしれないですが、私のいた席からは、とてもP(ピアノ・弱い)にこだわった演奏で、この大ホールでも、pはどこまでも小さくなるし、f(フォルテ・大きい)も本当にもの凄くフォルテにならない限り、抑え気味な印象で、音量が大きくて体がゾクゾクするというような演奏ではなく、音色にこだわった繊細なショパンでした

pを凄くpにするって、難しいことだと思うんです

いくら弱くても聴こえなくちゃだめだし、薄くなってもいけないし、だからすごく勇気がいると思いますし、逆にfは、出そうと思えばいくらでも出るんでしょうけど、コントロールして絶対汚くならないようにしているし、彼のバランス感覚が本当に素晴らしいと思いました

私は、スケルツオにしても、24の前奏曲にしても流れが素晴らしかったと思いました♪

スケルツオなんて、物凄い有名曲で、上手な子なら中学生くらいでも弾いたりしますが、余裕さが格段に違い、なんともいえない安定感と流れの良さに感心してしまいました

演奏とは全く関係ありませんが、彼のサラサラな髪の毛が大きく頭を振るたびに波のように、まるでシャンプーのCMのようになびいて、気分的に余計に繊細な感じがしました笑


最後に、彼はコンクールの時にポロネーズ賞も得ているのですが、アンコールに、英雄ポロネーズと、バッハのフランス組曲第5番サラバンドが演奏されました

英雄ポロネーズがアンコール曲で会場はかなり盛り上がっていたように思います

私は、バッハがよかったように思いました

繊細なバッハで、小さい音量でもよく通る彼の音で会場中が神聖な空気に包まれた気がしました

ショパン以外の作曲家の曲も聴いてみたいと思いました

まだ若い彼が、歳を重ねていったらどんな風な演奏をするのか楽しみです♪


終了後サイン会があり、ロビーは長蛇の列でごった返していましたが、明日は娘も学校があるので、早々に帰宅しました


5月の発表会では、ショパンを弾く子が今年は多いので、ショパンな気分はまだまだ続きそうです♪



 

長尾ピアノ教室

東京都八王子市堀之内

フードワン裏・京王堀之内駅徒歩10分