シンフォニアパニック!

続けてやったり、1年やんなかったりと、のろのろとバッハのインベンション(2声)をやっていた娘ですが、少し前からシンフォニア(3声)をやっています


完全にパニックです笑


2声は、2つのメロディーですから、大体右と左で1つづつの旋律を追えばよかったのですが、シンフォニアは3声ということで、更に真ん中にもう1本声部があるため、真ん中の声部は右で弾いたり、左で弾いたりします

どこからが右手でどこからが左でと、凄く分かりづらい

完全にこれって慣れなんですが、1曲目がなんでもやっぱり難しいですね


しかも娘はヘンレ版という外国の楽譜を使っています。

うちの生徒さんもインベンションをやる殆どの生徒さんがこれを使っています

しかし、ヘンレ版は指使いがとっても難しい

4の指が沢山出てきます。

恐らく手の大きい人が指使いを決めているのかな

あとは、ヨーロッパの方は、指を倒して弾くせいか弱い4の指に対する抵抗がないのかも


私は、実は子供の時にはウィーン原典版でやりました

とてもわかりやすいし、とりやすい指使いです


レッスンにもっていかないけど、参考に使う本は春秋社版

井口基成先生が書いたものは、どちらの手で取るとか、指使いに至るまで日本人向け

春秋社版を見て、ヘンレを見るとなんて分かりにくい笑


でもねぇ~、やっぱりドイツものはヘンレなのですよ

まぁ、バッハやモーツァルトは本当はベーレンライター版なんですが、これは、細かくて見にくいし、本当に何にも書いてない


シンフォニアをさらう時は、右だけ、左だけ、テーマだけを追う、各声部だけを追うと格段にやることが増えるのでとても難しいです。

シンフォニアが弾ければ、次の平均律は弾けます。

シンフォニアの中には平均律より難しい曲もありますからね


中高生になれば、そんなにシンフォニアも大変ではないと思いますが、やはり小学生には大変難しいです


のんびり何年かけてやってるんだ~?ってペースでインヴェンションを終わらせましたが、もし仮にどんどん進んでやって、小3とかでシンフォニアに入っていたら本当に大変だったと思います


のんびりと言えば、彼女はツェルニー30番をやっているのですが、これまた何年かかってるんだ~?という感じ

とにかく年中本番をこなしているため、やらない(やっている暇がない)ときも多く、小1だか小2くらいからやっているような気がしますが、まだ19番・・・

譜読みは全然難しくないと言いますが、進みません・・・

小6までにあと11曲終わらせてください!と言ってますが、はたしてねぇ

また本番が入ってくると止まるでしょうし

大学の先生には、行くたびにどんどんやりなさいと3・4曲先の課題分まで説明をうけるのですけどね


練習曲はともかく、バッハは、インベンションもシンフォニアも1つ残らずやらなくてはいけないものです

とても大事なので、ゆっくりでもいいので、皆さんも丁寧にさらってくださいね☆


 

長尾ピアノ教室

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